UNICORN - 1 -

sep krimo [ TheAnger ]

 逃げ出した。
  そういう表現は一番腹が立つが、事実そうなのだろうと冷めた心が告げた。
  中世貴族のようなフロックコートを、この世界用に作り替えた。首まで覆うセーターとズボン。闇に紛れるように色を黒で統一して、それが一番ショックだった。
  よりにもよって、今し方一番見たくない色を選択してしまう自分が情けない。癪に障るので、セーターだけは純白に変えた。
  きっちりと編み込まれた銀の髪をほどき、風が攫うままにする。手首には名の知れたメーカーの腕時計。黒いパンツの後ろポケットには革製の財布、その中には適当にでっち上げた身分証明書とカードと現金。
  その世界になれることは、お手の物だった。随分慣れた。
  藍色の瞳がぐるりと辺りを見回すと、随分と寂れた感じのビルが多かった。古い煉瓦建てのマンション、錆びた鉄骨剥き出しの廃屋。人の気配は、目の見える範囲にはない。
  あまり治安の良いところには出現していなかったのか、と再確認しつつ歩き出した。
  人に会えば襲われるだろう。そんな確信があったが、全く恐怖は感じなかった。むしろ、難癖を付けてくる人間を片っ端から殺してやれるほどには機嫌が悪い。険しい表情で路地を出ようとしたとき、
「………?」
  悲鳴が、聞こえた。
  それもまだ子供といっていいような甲高い女の声だ。男の怒鳴る太い声と数人の笑い声、小さな少年の声、それから銃声が二発。
  また、女の声が聞こえた。少女だ。そして同時に、その少女が発する絶望と激しい怒りを感じた。
  彼は声のする方へ足を向けた。

「黙ってろ!飯が食えるような金くらいは出してやるっつってるだろうがッ!」
  男がつばを飛ばしながら押さえつけた少女を怒鳴りつけた。その背後には二人の男が煙草を吹かしながら下卑た笑い声を上げている。少女の歳は10かそこらだろうか。
「放せっ!!殺してやる!お前等、殺してやるッ――!」
  むちゃくちゃに暴れる少女は、鼻から血を流していた。切れた唇からは男達に対する罵詈雑言が零れ、汚れて血の付いた小さな手は何かを手にしようと地を這った。その手の先、男の足下にうずくまる物体がある。
  小さな男の子だ。闇夜にも解る濃い水たまりの中で、ぴくりとも動かなかった。
  その袋小路の入り口で、青年は足を止めた。少女を押さえつけた男が、小さな顔を殴りつけてわめき声を止めさせたところだった。
  コツ、と革靴の音がして、男達は素早く振り返る。だがそこにいたのが、絶世の美貌の青年だと知ると、ニヤリと脂っこい笑みを浮かべた。
「ヨォ、何だ、お前も仲間に入れて欲しいのか?」
  腰に下げた銃をちらつかせながら、立っていた男が近付いてきた。少女を押さえつけている方は、気にせず行為に戻ることにしたらしい。
「ずいぶん良い身なりだな、解っててやってんならたまげたもんだぜ、なぁ?」
「ああ。その目がいけねぇな、反抗的だ。大人しく俺等にくわれちまえば、良い思いさせてやるぜぇ?」
  指で卑猥なジェスチャーをしながら、男達は彼に触ろうとした。だが、触る前に男達は地べたと包容することになった。
  どこから取りだしたのか、青年の手には白銀の剱が握られていて、その刃からはじゅうじゅうと煙を立てながらこびり付いた血が蒸発していた。そしてすぐに、その手の平から剱が消えてしまった。
  どさり、と音がして、少女を押さえつけていた男が振り返ると、男は目を疑った。
「な…んだ、と…?」
  音源は、落ちた二つの首だった。焼き切られたかのように、その傷口からは煙がでている。
  青年は何事もなかったように、屍と化した男から銃を拾い上げた。
「てめぇ…何しやがった…」
  少女から手を放した男は、今は恐怖を押し殺した声で立ち上がった。広げたズボンが不快だった。
  後ろポケットに入れていたのだろうか、大きめのアーミーナイフを取りだして構える。相手が銃では勝ち目がないとわかっているのか、それとも青年に銃は扱えないと思っているのか。それでも男は突進してきた。隙あらば逃げ出そうという魂胆もあったかもしれない。
  ドン、と乾いた音が一度。薬莢が跳ねて地面に落ちた。
  青年が撃った弾は確実に眉間を貫通させていた。男は瞳を開いたまま、前のめりに地面へ沈んだ。その手にはナイフが握られたままだった。
  少女は異変に気が付いた。男に殴りつけられて、軽い脳しんとうを起こしていたらしい。血で汚れて腫れあがった顔を上げると、自分を襲った男達が動かなくなっていることに気が付いた。そして、ゆっくりと近付いてくる足音にも。
  拘束が無くなって、痛む身体を引きずりながらずるずると近くにある骸に近付いた。酷く濡れた身体に触れて、既に冷えかけていることに一度その手を引きかけた。
「立てますか?」
「…アンタ、誰だ」
  掠れた少女の声が、精一杯の虚勢と恐怖で震えていた。
  その時丁度、月明かりが路地を照らした。血と泥で汚れた少女は、漆黒の髪と瞳を持っていた。
  一度瞳を見開いた青年は、それから微笑んだ。ゆっくりと手を差し出して、少女の傷付いた部分に触れると、たちまち跡形もなくその傷と痛みが消えてしまった。
「なに…なにこれ、ヤク…?」
「いいえ」
  青年の容姿に、少女は戸惑いながらも気を静めた。
  なんて、綺麗な人だろう。美人の娼婦は何人か知っているけれど、この人はいつだか見せて貰った教会の壁画にでてきそうだ。
  気を落ち着けてみれば、この青年に助けられたのだと解った。だが、そうやって近付いてくる大人を知っている。警戒心は解かぬまま、少女は蹲って冷たくなる身体を必死で抱き寄せた。
  深い、あまりにも深くて暗い怒りが沸き上がってくる。悲しみよりも、瞬間的に奪われた怒りが勝っていた。
  どうして、どうして、どうして!
「………」
  青年は膝を突いて少女を見つめながら、ひしひしとその怒りを感じていた。慟哭のようなそれを。
「私はミスト。アルヴィト・ミスト。貴女の名前は?」
  どこか堅い口調で、青年が名乗った。
  少女は暫し胡散臭そうにしていたが、それから挑むようにミストを睨み付けた。まるで全ての大人を憎むような瞳で。
「パム。…パムレード・グライアイ」
「いいでしょう、パムレード。貴女は、何を望みますか…?」
「…あたしは…、あたしは、このまちを……ゆるさない…!」
  涙を堪えた震えた声で。
  ミストはその日、少女と契約を交わした。

***

 コンソールから通信を表す電子音と紅く小さなライトが点滅した。
  全ての通信は例外を抜かし秘書官を通す筈だ。それなのにその点滅は外部を表す文字があり、発信人欄には【MIST】の文字だけ。直通でかけてこれる者など、そう多くはない。その一覧を記憶からさがしても、MISTという人物に心当たりは―――…。
「あいつか」
  心当たりがあった。この広大な宇宙を取り仕切る、様々な高位体とは異なった次元から来る未確認生命体とも呼べる者達だ。
  ルイ・ローゼンヴォルトはその血のように紅い瞳を細めて、通信をオンラインにした。点滅が緑に変わった。
「何の用だ」
『こんにちは、准将閣下。貴方の許可を戴きたいのですが、そちらに窺ってもよろしいですか?』
  不機嫌そうなルイの声をモノともしない、澄んだ美しい声が聞こえた。詩でも歌えば、天使の歌声とでも言われるだろう、そんな声だ。
「……勝手にしてくれ」
  どうせダメだと言っても来る雰囲気だ。今この部屋にはルイ自身しか居ないのだ。どんなセンサーだろうと、そう思えば写ることすらない生物が一人紛れ込んでも大事にはならない。
  通信がオフになった次の瞬間、デスクの前に濃い霧のような物が漂って、すぐに人の形をとった。
「御邪魔します」
  現れたのは、銀糸の長髪に蒼い瞳の青年だった。眼の色さえ違うが、髪といいルイの親族でもまかり通る。しかし目前の彼は万民が賞賛するような、中世的な美しさを持っていた。
  初めて見かけたときの印象は、まさに『天使』だった。ルイはその通称がミストという事と、人間ではないと言う事以外は彼について何も知らない。
  知ろうとも思わないのだが。
「旦那は?……珍しいな、アンタ一人か」
  ミストは肩を竦めた。
  青年はいつも、漆黒を纏った胡散臭くて危険な男とペアで行動している筈だった。
「何だよ、痴話喧嘩?」
「どうでもいいです、そんなことは」
  美人が怒るとおっかない。ルイは苦笑を浮かべながらコンソールにタブレッドを押し当て幾つかの書類を処理した。
「貴方の住処を荒らす気はありませんが、少しばかり住まわせていただきますよ」
「軍を巻き込まなきゃ構わんが、何処に住むって?目的くらい聞いてもいいか」
「ドラウレドナの暗黒街に。とある少女と契約を結びまして、彼女を女帝にしてあげようかと思います」
「マフィアのメッカか…。昔一度シメたことがある」
  ドラウレドナ。ルイは口の中で呟いて、うんざりした顔を露骨に表した。
  レカノブレバス大銀河、その主星首都にある地域の名前だった。雑多な大都市には付き物の、警察ですらかなりの警戒を要する暗黒街だ。首都の闇金の出入りを担っているのはここと言って間違いはない。
「知り合いの縄張りを侵さなきゃ好きにしてくれ。軍は特定地域・民事不介入だ。―――俺個人として、いつか利用させてもらうかもしれんがな…」
  人を喰ったような、凄味を帯びた笑みをむけられて、ミストが微かな笑みを浮かべたまま再度肩を竦た。

***

「それなら、他をあたるか」
  ぶっきらぼうにそう告げられた。
  押さえつけられていた力が消え、ミストは呆気にとられながら上体を起こす。正直安堵したいが、まさか彼がこんなにあっさり身を引くとは思わなかった。
  しかし、何と言った。他をあたる?
  自分を押さえつけていた漆黒を纏う男からは、無数の残り香が香った。一つ二つではない、甘ったるい香水の匂い。その匂いも消さぬまま、当たり前のように触れようとするその態度が気にくわない。気にくわないどころではなく、いっそ不快だ。
  人間だか魔族だか知らないが、相手に事欠かないのは百も承知だ。
  気まぐれと食事に身体を合わせてきていることも、知っている。咎めることなど、できないのだが。
  他人の跡がべったりと残った身体で、触れて欲しくなど無かった。締め付けられるような想いと、鳥肌の立つような汚らわしさに断固として彼を拒絶した。形だけの拒絶ではなく、本気で。
  すると彼は拗ねた様な顔を一瞬だけ見せた後、つまらなそうに押さえつけていた腕を放した。
「誰でも同じだからな」
  言い返すことが出来なかった。
  他を当たる。誰でも同じ。その二つの言葉が胸に突き刺さった。深く刺さって抉り、粉々にした。
  どれほど想ったとしても、やはり報われることは無いのだと。解ってはいたが、答えを突きつけられるとショック以外の何物でもなかった。
  不思議と涙は出なかったが、それは瞬時に、心が冷たく渇いたからかもしれない。
「ああ…、そうですか」
  掠れた声が、何とか喉を通った。
「御勝手に…」
  ベッドから起き上がって、乱れた衣服を整えた。笑顔一つ浮かべることのない、無表情な横顔を男はちらりと見ていた。
  きり、と引き締められた唇と、藍色の瞳が向き直った。表情が無くとも、瞳が雄弁だった。静かな怒りを秘めていた。
「お世話になりました」
  全く誠意のこもっていない、吐き捨てるような言葉を残して。
「…おい」
  男が投げかけた声は、霧散したミストには届かなかった。

「……ミスト!」
  殆ど叫ぶような女の声と、腕を揺さぶられることで気が付いた。
  深海色の瞳を瞬いてミストは自分を呼んだ女を見た。瞳の高さは殆ど同じ。漆黒の髪と黒曜石のような瞳を持ったきつめの顔をした女だ。
  その配色に、内心の動揺を隠せなかった。それほど物思いに耽っていたのだろうか。
「パムレード…?」
「そうよ。何度呼んだかわからないわ。珍しいわね、貴方がぼうっとするなんて」
  髪と同じ闇色のトレンチコートを肩からかけたパムレードは、雪片がちらつく中でにやりと笑った。上物の紙煙草を銜えると、背後に控えた逞しい男がライターで火を付けた。パムレードのボディガードであり、幼なじみと言って過言でない。スーゼラフ・ダナエ、彼女の片腕だ。
「二十年ね…」
  凍えそうな芝には、綺麗に磨かれた御影石が埋まっている。掘られた名前はディノー・グライアイ。享年を数えれば、たった8年だ。
  パムレードの弟だった。生きていれば二八歳。パムレードの二つ下だ。
「貴方には、感謝しているわ、ミスト」
「どういたしまして」
  それから、彼女は煙草の半分が灰になるまで墓を眺め続けた。穏やかさと哀悼を込めて。ゆっくりと瞳を閉じて、次に開いたときには彼女の顔から優しさの類がごっそりと抜け落ちていた。
  ばさりと風にコートをはためかせ。
「行くぞ」
  それは命令に慣れた者の口調だった。
  墓地はなだらかな丘の中腹にあった。車が止められている場所までは数本の樹木があるだけで、他はとてつもなく見晴らしが良い。加えて、尖塔の類すらない。狙撃される可能性は薄かったが、それでも三人は警戒を怠っては居なかった。
  墓地の出口はアーチになっていて、防風林が囲んでいる。大柄なボディーガードの男が先にアーチをくぐり、安全を確認した。人影はない。
  黒塗りの高級車の後部席の扉を開け、スーゼラフがパムレードをエスコートした。
  その時、アーチの防風林の間からハンドガンを両手で握った青年が飛び出してきた。構え方は何処かぎこちなく、下手すればそれは震えて見える。
「死、ねぇぇ――――!!」
  掛け声と供にトリガーにかけた指は、役割を果たす前に蹴り上げられた。天に跳ね上がった銃が落ちてくる前に、ミストは蹴り上げた反動を利用してかかとを振り下ろした。
「ッ!!」
  太い幹が折れるような音がして、青年が地に伸びた。
  丁度天から落ちてきた銃を、掬うようにミストが掴んで撃鉄を戻す。約一秒半。何時の頃からかけだした伊達眼鏡が乱れることもない。流れるようなその動きを驚きもせずに、パムレードは後部座席から眺めていた。ドアはスーゼラフによって閉められていたが、
「息はあるか?」
「かろうじて」
  ミストのその返答に彼女は車を降りた。
  無言で手を差し出す。言われずとも判っている彼は、胸のホルスターから自分の銃を取り出した。未熟な暗殺者が持っていたそれでもいいが、もし暴発するように設定されていたのならば事である。
「冥府へ行って待っていろ。すぐにお前のボスが後を追うだろう」

 パムレード・“アレクト”・グライアイ。
  ドラウレドナの四大ファミリーのひとつ、グライアイファミリーの女ボスである。絶え間ない怒りの復讐神アレクトの徒名を冠する彼女は、文字通り烈火のような女だ。
  彼女の怒りに触れた者は、恐らく生きて帰ることは出来ない。
  二十歳の前半からじわじわとドラウレドナを掻き回し、火をつけて、ついにはセンティーノというファミリーのボスを殺して、四大の仲間入りを果たした。新参者としてつぶしにかかる他三つ、プルチネッラ、レクシブ、トラフィカンテ、各ファミリーに怯えることなく立ち向かい、三対一になっても決して膝を折らなかった。
  パムレードの覇王じみた姿勢に、各ファミリーは第四の勢力としてドラウレドナを仕切ることを認めて、コミッションに参加する権利を齢二十五にして与えた。構成員の数は中規模だが、その全てが鉄の掟に縛られている。統制の取れた組織として確立し、また女性の数が多い事も珍しくある。
  アンダーボスはスーゼラフ・ダナエ。相談人(コンシリエーレ)はアルヴィト・ミスト。
  スーゼラフはパムレードが十代の時から供に歩んでいる。パムレードより5つ年上であり、冷静で体術に長けている。今まで四度撃たれているが、致命傷と呼ばれる銃創を負ったにも関わらず生き残っている驚異的な強運の持ち主で、『不死身』のあだ名が付けられていることは周知の事実である。
  そしてグライアイファミリーで忘れてはならないのは、コンシリエーレの存在である。 銀髪藍眼の美貌と強さを兼ね備えた相談役だ。銃撃戦では常にパムレードを守り、商談やコミッション会議では相手の裏をかいたような口添えをする。彼はパムレードの名が売れだしてから同時に囁かれていた名で、レカノブレバス星系人でないことは暗黙のものとなっている。いつ見ても変わらぬ容姿と、いつ寝ているのかさえ解らない神秘的な生活スタイル。暗黒街に似つかわしくない貴族的で品の良い態度とは裏腹に、マーダー・インクを取り仕切る冷血さで、下手をすればパムレードよりも恐れられる存在である。
  コミッションでは静かに控えて居るものの、実質彼に逆らおうとする者はいない。正にトリックスター的部位に位置している。
  男性にあるまじき美貌を備えた彼を、プルチネッラのアンダーボス、ダリオ・プルチネッラは面白半分に性欲の対象としてからかったことがある。
「ぐっすり眠れるぐらい、喘がせてやろうか?」
  二枚目で自負していたダリオは、ミストの腰を抱いて銀糸の髪を指に絡めながら己の腰を押しつけた。
  常日頃女問題で話題の上がるダリオの悪巫山戯だと、コミッションのメンバーは適当にあしらおうとしていたのだが、ミストは冷笑を浮かべてダリオの太股を打ち抜いた。
  戦争のきっかけを築いたかに見え、プルチネッラファミリーと徹底抗戦に持ち込まれる様に思えたが、ミストは氷の様に冷たい視線だけでプルチネッラのボスを黙らせてしまった。
「私の『天使』に手をだすと、噛み付かれるだけじゃ済まないぞ。お前達が銃の次に頼りにしている、下着 の中で震えて縮んだそれを打ち抜かれなかっただけ有り難く思え」
  煙草の煙を吐き出してパムレードが口角を吊り上げて笑った。
  それ以来、ミストを知る者は彼に手を出そうとしなくなった。

  

※ミストの銃を貸すことで犯人扱いされるかもしれないですが、この手の銃はアシがばれないような細工がされています。
名前やたら多いので登場人物等さらっと紹介
アルヴィト・ミスト…いわずもがな。グライアイファミリーの相談役なんかやってみてる。
パムレード・グライアイ…グライアイファミリーの女ボス。現在ミストの雇用主というかマフィア的には義理の兄弟。『アレクト』というあだ名をもっている。
スーゼラフ・ダナエ…パムレードの片腕。巨漢。
ジアンカーナ・トラフィカンテ…トラフィカンテファミリーのボス。割と軽薄、若作り。この人実は…。
パオロ・プルチネッラ…プルチネッラファミリーのボス。熱しやすい親父。
イ・コル・レクシズ…レクシズファミリーのボス。ご老体のくせにハッスル。
2004/09/12

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